枝豆

枝豆の成長過程【栽培方法・育て方を農家が発信します】

こんにちは!かまくら農園の鎌倉優希です!

いよいよ当農園の主力作物である
枝豆の栽培がスタートしました。

 

栽培の様子はTwitterInstagramで発信しているのですが、SNSだとどうしても細切れの栽培の様子しか見ることができません。

 

そのため、せっかくなのでブログで「栽培の全体像」を発信していけたらと思います。

 

普段なにげなく食べている枝豆の「裏側」をお楽しみいただけたら幸いです。

 

ちなみにここで紹介している枝豆は
「福だるま」という品種ですよ!

 

それでは参りましょう!

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12月:枝豆の土作り

かまくら農園の枝豆は
4月下旬より販売開始します。

 

約半年前である、
12月から苗用の土作りを開始!

 

土の中でガスを充満させて害虫・菌を消毒します。上からビニールをかけてガスが逃げないようにしたまま1~2ヶ月放置します。

 

しっかり消毒できる反面、作物にプラスな微生物も減ってしまうので、ここで消毒した土は畑には使わず苗用のみに使っています。

 

1月:枝豆の豆まき

消毒した土に、枝豆の種をまいていきます。

 

種を均等に置いたあと鎮圧して
その上から2センチほど覆土します!

 

枝豆は水分が多すぎると芽が出るまでに腐ってしまうため、かまくら農園では少し湿った土をつかい、種まきのあとは芽が出るまで水やりしません。

 

毎年種まきをすると「今年もやるぞ!」と気合が入ります!

 

1月:枝豆の苗床作り

枝豆の苗床作り

苗床(苗を育てる場所)を
並行して作っていきます。

 

断熱材の上からシートを被せ、電熱線を引いて苗箱を温められるように作ります!

 

これで上からビニールを被せれば地温は30度近くまで達するので、寒い冬でも枝豆の芽が出るように!

 

枝豆の苗床の土に混ぜている資材は以下のものを使っています!水捌けよく根張りがよくなる資材たち。周囲の農家に情報をシェアして頂いたりしながらベストな資材を決めています!

枝豆の苗床に混ぜる資材

枝豆の苗床に混ぜる資材

枝豆の苗床に混ぜる資材

 

2月:枝豆の芽が出てきます

枝豆の芽

枝豆の芽が出てきました〜!(可愛い…!)

ここからはガッシリとした苗になるよう水は最低限で、温度も20度程度に下げて定植まで育てます!

 

枝豆の栽培方法

上の写真から1週間もすると、ここまで成長します。本当に子供みたいです。

 

ここまで大きくなれば移植段階です。

 

ちなみに、枝豆の移植をする際は若苗の方が根っこの活着がよく、木も大きくなるので収穫量も増えますよ!

 

2月:移植作業

枝豆の移植作業

枝豆の移植作業

成長した枝豆を移植します。かまくら農園ではすべて手植えで移植しています…!

 

一年でもっともきつい仕事のひとつですが、気合が入るので好きな仕事でもあります。

 

3月:移植してから約2週間経過

約2週間でここまで大きくなります。

 

3月は気候の変化が激しいので、細心の注意を払って、こまめに温度管理していく必要があります。

 

ちなみに温度はこんな感じ。
真夏の暑さです…!

 

4月初旬:上の写真からさらに約1ヶ月後

膝丈ぐらいまで大きくなってきました!

 

花が咲き終わり、ちょうどサヤができ始めたあたりです。収穫がだんだんと近づいてきています。

 

かまくら農園では、「花が咲いたころ」「サヤのでき始めのタイミング」のみ水をあげています!

 

水をあげすぎないことで枝豆の旨みが凝縮されて味が濃くなるのです。

 

4月中旬:最後の水やり

枝豆の育て方・栽培方法

枝豆のサヤができて膨らんできました。

 

ぷくっと大きくなるように、
ここで最後の水やりをしていきます。

 

愛情こめて育ててきた枝豆をみなさまの元へお届けするときが近づいてきました。嬉しい反面、少しさみしい気もする瞬間です。

 

12月から苦労して育ててきた枝豆ちゃんたち。美味しく召し上がっていただけることを願うばかりです!

 

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