こんにちは!千葉県船橋市にある15代続く老舗農家、かまくら農園です。
当農園では枝豆ととうもろこしをメインに、様々な野菜を栽培しています。
今回はそんな枝豆の魅力を知っていただくべく、「枝豆の豆知識」についてお伝えしていきます。
本記事の信頼性
この記事は枝豆農家である、かまくら農園の代表が執筆しています。
枝豆を生産している立場である以上、枝豆についての知識量には自信があります。
ぜひ、読み進めていただいて、少しでも枝豆の魅力を感じていただけたら幸いです。
それでは参りましょう!
【枝豆の豆知識その1】そもそも枝豆とは
枝豆は、大豆の未成熟な豆のことを指し、完熟すると「大豆」になります。
つまり大豆が未熟な緑色の状態のときに収穫したものが枝豆です。
引用:えだまめ日和
これはご存知の方が多いかもしれませんが、枝豆と大豆は同じモノなのです。
熟し方次第で枝豆に分類されたり、大豆に分類されたりします。
ちなみに、そら豆とは全くの別物ですのでご注意ください。
実は枝豆は英語でも「edamame」と呼ばれていて、海外でも通じるのです。(その他にも green soybeansと呼ぶことも)
【枝豆の豆知識その2】枝豆の品種
枝豆には多様な品種があり、その数はなんと400品種以上!
ちなみに、かまくら農園では上の図に掲載されている品種を栽培しています。
枝豆の品種は大別すると以下の3種に分けられます。
- 青豆
- 茶豆
- 黒豆
それぞれについて簡単に説明していきますね。
青豆
もっとも一般的な、鮮やかな緑色の枝豆です。枝豆と聞くと、この青豆を想像される方が大半なはず。
癖のない味わいで、幅広い層に楽しんでいただけます。
かまくら農園では、「初だるま」「サヤコマチ」「陽恵」「ゆかた娘」という品種の青豆を栽培しています。
茶豆
さやを開くと出てくる豆を包んでいる薄皮が、少し茶色味をおびていることと産毛が茶色っぽいというところから、茶豆と呼ばれるようになったといわれている。
このように、豆が茶色の薄皮に包まれている点、毛が茶色っぽい点が特徴。
先ほどの青豆は関東地方での栽培がメインですが、茶豆は東北地方で多く栽培されています。
甘味の強い味わいで香りも豊か。そのぶん癖があるのでハマる人と苦手な人に分かれやすいと言われています。
山形の「だだちゃ豆」や新潟県の「黒埼茶豆」が有名。
かまくら農園では茶豆は育てていませんが、「茶豆と青豆の中間種」と言われる「湯あがり娘」「つきみ娘」「サヤムスメ」を栽培しています。
茶豆独特の癖を抑え、より多くの方に好かれやすいよう改良された流行りの品種です。
黒枝豆
黒大豆が成熟して黒豆になる前の若いものを収穫します。サヤの中で黒くなる前の状態のため、サヤの中の薄皮がうっすらと黒みを帯びています。大粒の豆と黒豆特有の深い甘味と凝縮されたコクが特徴です。
引用:えだまめ日和
このように、おせち料理などで使われる黒豆に成熟しきる前に収穫したものが「黒枝豆」。
※ちなみに、成熟して黒豆になると、枝豆ではなくて大豆の一種に分類されます。
豆がうっすらと黒い薄皮に包まれているのが特徴で、関西で多く栽培されています。
兵庫県、京都府、岡山県、滋賀県が主生産地の、「丹波黒枝豆」が有名です。
【枝豆の豆知識その3】鮮度が命!
野菜はどれも新鮮な方が美味しいものですが、枝豆は特にその傾向が顕著で「枝豆は湯を沸かしてから収穫にいけ!」なんて言われるほど。
これはなぜかというと、枝豆は維持活動に「糖」を使うからです。
栽培したその瞬間にもっとも糖を含んでおり、栽培後は刻一刻と糖の含有量が減っていきます。
【枝豆の豆知識その4】美味しい枝豆の見分け方
…という訳で、枝豆は新鮮であればあるほど「ウマイ」んです。
では、新鮮な枝豆はどうやって見分けるのか?
結論から述べると、「枝付きで売られているもの」が鮮度を保つことができてウマイんです。
とはいっても、枝つきで売られている枝豆はなかなかお目にかかれません。
ということで、そのほかの新鮮な枝豆の特徴を挙げると、以下の通り。
- 緑色が鮮やか
- 産毛が多い
- サヤにくびれがくっきりある
これらのポイントを守れば、新鮮で美味しい枝豆をGetできます!
【枝豆の豆知識その5】最適な保存方法
枝豆の保存方法としてはズバリ「生のまま冷凍保存」がオススメです。これがもっとも鮮度を保つことができます。
1.枝豆を軽く水洗いし、汚れやごみを取る。
2.キッチンペーパー等で水気をしっかり取る。
3.出来るだけ枝豆が平らになるようにフリーザーバッグに入れ、密封してから冷凍庫で急速冷凍する。
※使う分ごとに分けて冷凍しておくと、袋ごと解凍できるのでおすすめです!
引用:GOHAN
【枝豆の豆知識その6】おつまみに最適
酒のつまみに枝豆は欠かせませんよね。
「太りづらいから」「味が合うから」つまみに枝豆を採用する方が多いと思いますが、実は栄養素的にも枝豆は酒のつまみに最高なんです。
「ビールに枝豆」その相性の良さは、たんぱく質に含まれるアミノ酸の仲間「メチオニン」と脂質のうち、リン脂質の「レシチン」が鍵を握っています。
メチオニンには、アルコールの分解を助け、肝臓への負担を軽くしてくれる効果があります。
また、レシチンは脳の神経伝達物質をつくるのに欠かせませんが、肝臓にたまった脂肪を分解する役目も担っており、お酒で疲れがちな肝臓の働きを助けてくれます。
この2つの成分があるから、「ビールに枝豆」は栄養的にも最適な組み合わせなのですね。
引用:マイナビ農業
このとおり枝豆に豊富に含まれるたんぱく質には、アルコールの分解を促進したり、肝臓の働きを高めてくれる成分が含有されています。
また、枝豆にはビタミンと食物繊維も豊富に含まれていることから、疲労回復やコレステロール値の抑制に効果的。
このように、枝豆は栄養素の観点からもつまみに最適なのです。
【枝豆の豆知識その7】筋トレに最適
枝豆は酒のつまみはもちろん、筋トレやダイエットにも最適な食べ物なのです。
これについては以下の記事で詳しくお伝えしています。
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枝豆は筋トレに最適ってほんとう?【現役枝豆農家とトレーニーが解説】
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【枝豆の豆知識その8】こんな食べ方がオススメ
これについても、以下の記事で解説しています。
枝豆の効能を最大限引き出したい方はぜひご覧ください。
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【枝豆の豆知識その9】枝豆の発祥地
実は、枝豆の発祥地は日本です。そのため、既述のとおり英語でも「edamame」と表現します。
※大豆の発祥地は中国です。
しかし、大豆が枝豆として食べ始められた時期はよく分かっていません。
【枝豆の豆知識その10】枝豆を食べる国
枝豆はながらくアジアでしか食べられていませんでした。
しかし、健康食ブームから、日本食に注目が集まった集まった流れで、世界各国で食べられるようになっています。
とはいえ、まだまだ日々の生活に定着はしておらず、日本が枝豆の最大消費国家です。
枝豆の豆知識まとめ
以上、枝豆の豆知識でした。
枝豆の魅力が少しでも伝わっていれば幸いです。
ぜひ、ここで知った豆知識をご家族や友人にも伝えてみてください!
新鮮野菜を産直通販しています
かまくら農園は、新鮮な枝豆ととうもろこしを産直通販で販売しています。
15代続く老舗農家ならではのノウハウで栽培した上質作物を、最高鮮度でお届けいたします。
枝豆に関しては、近頃話題の「茶豆と青豆の中間種」を含めて8種栽培。
地上波テレビ番組にも複数回取り上げられています。
とうもろこしについても、シャインマスカット以上の糖度を誇る、「白いとうもろこし」を栽培しております。
詳細は下記記事をご覧ください。
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